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人生100年の時代における不動産
 人生100年の時代と言われています。ライフステージも伸び、ライフスタイルも多様化する現在、住む場所を変えることはめずらしくありません。住む場所を提案する私たちは、どのように現代の社会に貢献していけるのでしょうか。
 不動産の仕事は「部屋を紹介して終わり、売って終わり」というものではありません。不動産という”長い”商品を扱っていることで、必然的に長期の関わりが生じてきます。それは、お客様との関係であったり、地域そのものとの関係だったりします。この点は、不動産以外の業種ではなかなかないことかもしれません。
 私たちの仕事の中心はお客様のさまざまなニーズにあわせて、ベストな物件の提案をすることにあります。お客様がライフステージにあわせて住む場所を変えるとき、そばに寄り添って理想の物件を探し出し、提案させていただくという関係を築いてきました。

縁をつなぐ
 ウィル・ビーは、「縁を大切に、より豊かな社会を創造する」ことを企業理念としています。ここでの縁とは、お客様との縁、スタッフとの縁、それ以外に出会う人々との縁すべてを含んでいます。不動産では、一つの部屋だけ見ても「部屋のオーナー」、「住む人」、「管理する人」「近隣の人」と関係を築くことができます。部屋の仲介・売買をするときに、私たちは自ずとお客様の人生と向き合います。決して物件という商品だけを見ているわけではないのです。仲介・売買時だけの刹那の関係性ではなく、ご紹介させていただいた部屋に住み、この地域で暮らしていくお客様の人生そのものと長く関わっていくのです。
 そのようにしてできた信頼関係から、また良い縁を生み出していくという好循環を作り上げ、地域社会を創造することに取り組んでいます。

視点を高め、可能性を広げる
 仕事を始めた20代の頃に、お金のためだけに働くのはつまらないと感じていました。「仕事ってなんだろう」と考えた時に、何よりも仕事を通して得られる学び、経験、そして人との縁を大事にしたいと思ったのです。
 仕事をする上で大切なことは、自身の可能性を広げていくことです。よく聞く言葉に「仕事を通した成長」というものがあります。しかし、そもそも成長以前のステップとして「人生において何をしたいのか、目指すものは何か」を深く認識することが必要ではないでしょうか。誰しもそうなのですが、若い頃は経験不足からどうしても低い視点になってしまいがちです。自分の可能性を見出さないままに、狭い領域だけをみて人生を想像してしまうのです。自分自身のことが一番わからないと言われますが、仕事を通して視点を高めていくことで、可能性がより遠くまで見渡せるようになります。
 多様な背景を持ったお客様やスタッフ、プライベートの人間関係も含めて、色々な人と関わり世界を広げていくことで「あ、こういう可能性もあるんだな」「こういう生き方をしても良いのか」ということに気付いていってほしい。そして、自分の人生を思い描き、可能性を探しつづけてほしいのです。ウィル・ビーはそういう自己実現の空間でもありたいと考えています。